最終更新:2026年3月
手術後のリハビリに取り組んでいる。ジムにも通っている。休日にはリフレッシュの時間も設けている。それなのに、どこか回復しきれない感覚がある。
心当たりのある方は、少なくないのではないでしょうか。
その原因は、身体のケアだけで心を置いてけぼりにしてしまっていることかもしれません。
身体に怪我を負った場合、実は心も一緒に怪我をしていることが往々にしてあります。怪我をきっかけに「何かが違う」と本人だけがわかる心の不調。スポーツ選手であれば競技復帰への恐怖心からチームとの連絡を避けたり、人間関係を疎遠にしたり。担当医から「大丈夫」と言われても不安な気持ちが消えなかったり、リハビリが思うように進まないという形で表れることもあります。
これはスポーツ選手だけの話ではありません。あらゆる人に当てはまる「心まで疲れてしまった状態」です。
現代では、何か不調があると「行動」でアプローチしようとします。
術後リハビリが必要な方は、身体のリハビリに勤しむ。スポーツをしている方は練習やトレーニングに集中する。忙しい方は休みを取り、旅行や食事でリフレッシュする。
どれも大切な行動です。しかし、身体を壊したときのショック、落ち込んだ日々の記憶と感情、モチベーションの低下——こうした心の側面が置いてけぼりになっていることがほとんどではないでしょうか。
セットケアとは、身体へのアプローチに「心の整理」を加えることです。
術後リハビリ中の方であれば、身体のリハビリと同時に心のセットケアを行う。トレーニングをしている方であれば、練習に加えて思考の癖や感情の浮き沈みにもアプローチする。心と身体の相乗効果により、成果が大きく変わります。
忙しい日常でセルフケアの時間がない方も、気晴らしに出かける前に心を整える技法を取り入れることで、リフレッシュの質そのものが変わってきます。
まずは、ご本人が「もしかして心も疲れているかも?」と気づくこと。そこが第一歩です。
当院では、整形外科専門医が身体の状態を評価しながら、同時に思考や感情の整理もサポートする「セットケア」のアプローチを提供しています。
身体だけ診て終わる整形外科とも、心だけ聴くカウンセリングとも異なる、統合的なプログラムです。
大きな怪我や身体の故障・不調を来す前に、勇気ある一歩を踏み出してみませんか。
やえこふクリニック
担当:Dr.EKO博士(医師・医学博士/整形外科専門医・産業医)
※本コラムは情報提供を目的としたものであり、医療行為・心理療法の提供を意図するものではありません。当院のプログラムは自己成長を目的としたメンタル思考トレーニングです。