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【私がこれまで間違っていた認識】未来に描く医療の在り方


🕒 2024年5月11日 🗒️ コラム 

【私がこれまで間違っていた認識】未来に描く医療の在り方

痛みや怪我は通常、ネガティブな出来事と捉えられがちです。多くの人が避けたいと感じるもので、「なぜ私がこんな目に」という苦痛や、「痛くて夜も眠れない」といった強い感情の動揺を続きを読む・・・

身体の怪我と心の怪我

痛みや怪我は通常、ネガティブな出来事と捉えられがちです。多くの人が避けたいと感じるもので、「なぜ私がこんな目に」という苦痛や、「痛くて夜も眠れない」といった強い感情の動揺を引き起こします。私自身もかつては絶え間ない身体の痛みに苦しんだアスリートでした。多くの著名な整形外科医の診療を受けましたが、根本的な改善は見られませんでした。その理由は、心にも怪我をしていたからです。今の当院は、当時の私が最も必要としていたクリニックであり、この経験と約20年間の医療現場での経験から、「身体の怪我は悪いできごと」と一辺倒に決めつける考えを改めました。

身体の治療と心の治療

身体の痛みや怪我の原因は多岐にわたります。「不注意」、「準備不足」、「無理をした」など、表面的な理由が挙げられますが、それだけでしょうか?心理療法を取り入れることで、さらに深く隠れた根本的な要因に目を向ける機会が得られます。これが「悪いできごと」一辺倒ではない理由です。根本的な要因に向き合うことで、再発防止が期待できます。逆説的に考えると、根本的なメンタルの改善がない限り、ただ治療を継続するだけで身体に余計な負担をかける可能性があります。

現代医療の組み合わせ

現代は、医療職や対人援助職の努力により、選択肢が飛躍的に広がり、豊かな時代となりました。21年目の医師としての私の決断は、単なる治療家としてではなく、様々な治療の専門家たちの良いところを活かし、患者さんが心から満足し、人生を輝かせることができるようなコーディネートの役割を担うことです。「選べる」「選んでいい」という自由を皆さんに提供し、世界を見てきたからこそ確信を持って言えるのは、日本の医療人は世界一だということです。