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※院長の詳しい資格や経歴については、院長紹介ページおよび業績紹介ページをご覧ください。
ここでは、私が医師として大切にしてきたこと、そして“やえこふクリニック”と一般医療の違いについてお話しします。
病める人を救い出すスーパーヒーロー。——これが、私が子どもの頃に抱いていた「お医者さん」のイメージでした。
医師として20年越えた今、実感しているのは、「それぞれに適切な役割がある」ということ。
そして、「人をよくする」ことは医師一人の力だけで成し遂げられるものではなく、医療の内外を問わず、多職種や周囲とのチーム連携が不可欠であるという現実です。
それに加えて、そもそも「人をよくすること」は決して簡単なことではなく、おこがましいとさえ感じるほどに、尊く、奥深いのです。
世の中には、大きく分けて次の2つの層が存在します。
医療が必要な方
予防や自己管理によって健康の維持・向上を目指す方
やえこふクリニックは、後者の方々を支援する役割です。
「病気でないこと」をゴールとするのではなく、仕事も家庭も、心も体も、すべてが健やかに満たされている状態——そんな“充実した日常”の実現をサポートする考え方は、今や世界各国で広く取り入れられています。
この考え方の根幹にあるのが、「ライフスタイル医学(Lifestyle Medicine)」です。
近年、先進国を中心に予防医学やウェルネス医学への注目が高まっています。
人の健康は「病気かどうか」だけでは測れません。心、体、生活習慣を見つめ直し、個々に最適な支援を通じて“整える力”を引き出すこと——それこそが、これからの時代に求められる本来の健康支援だと私は信じています。
1.「自然な力」を引き出す支援
「歳だからもう痩せられない」
「年齢とともに無理がきかなくなった」
——そんな固定概念は、当院の「からだの教室」「こころの教室」には当てはまりません。なぜなら、筋肉も脳も心も、年齢に関係なく鍛えることができるからです。一方、骨や内臓の老化は避けられません。これに対抗しようとするのが、いわゆる“アンチエイジング”ですが、注射やサプリメントによる方法は当院では扱っていません。
当院では、年齢に応じた、無理のないトレーニングによって、自然な変化と健やかな向上を目指します。
2.「必ず大丈夫になる」と信じ、支える姿勢
医療とは、時に“最高のお節介”だと感じることがあります。
たとえば、大人に対して「お薬の飲み方はわかりますか?」と聞く場面。中には「わかりません、かかりつけ医に出されたものを飲んでいます」と答える方もいらっしゃいます。
糖尿病の薬、高血圧の薬、と答えられればまだ良いほうですが、自己管理の視点から見ると、それでは不十分です。
スタンフォード大学病院時代、18歳の患者さんがこんなことを言いました。
「ドクター、私は疲労性骨折を治療して3週間目です。順調に治っているか、超音波で確認してもらえませんか? 骨膜に変化が見られると治癒のサインだと知りました。超音波だと見つけやすいって聞いたんです。MRIだと何ヶ月も待たないといけなくて、今のタイミングを逃すと競技に戻れないかもしれないから。」
——これが、自己管理であり、自立の姿です。医師はあくまで、その支援者であるべきだと私は考えています。
3.「尊重」のあり方
「患者さんを“患者様”と呼びましょう」
「お名前は必ずお呼びしましょう」
こうした対応が問題なのではありません。
確かに、認知機能が低下している方など、状況に応じた配慮は必要です。
ただし、医療現場ではミス防止のためにマニュアルが重視されますが、それは必ずしもすべての人に適しているわけではありません。当院では、ご利用者さまを「患者さん」としてではなく、一人の自立した大人として尊重します。
予約はご自身で、変更もご自身で——そのため、医療機関によくあるような「受付が何から何までお世話をする」という形式ではありません。
これは「サービスが足りない」のではなく、「尊重」の一つの形なのです。
例えるなら、日本のスーパーで丁寧に小銭を受け取るまで見守るスタッフではなく、アメリカのスーパーのような、必要なことは自分で行うスタイルに近いかもしれません。
とはいえ、運営しているのは日本人ですので、そのちょうど中間とイメージしていただけると良いかと思います。
医師として、そして人生をともに歩む一人の人間として——あなたが自分自身の健康と人生を主体的に育んでいけるように。私たちは、その伴走者として、力を尽くしてまいります。